2013/02/17

学生生活:競争が嫌い


シンガポールの教育制度のせいで、ストレスのない学生時代を過ごす人はあまりいない。

小学校
6年生が卒業する前に受ける試験、それが12歳の学生の一生を決めるものだ。小学校を卒業しても、中学校でまた重要な試験が待っている。その試験でいい成績を取って、有名な高校に入っても、必ずしも大学に入れるわけではない。

私にとって、一番楽しかった学生時代はポリテクニックの学生時代だった。もちろん普通に勉強もするけど、高校生よりも余裕の時間がある。その時間を活用して、いろいろなことができる。私はその時、日本語とピアノを学んでいた。

ポリテクニックにはない、シンガポールの大学にだけあるものと言ったら、それは「
競争きょうそう」というものだろう。もちろんポリテニックにも、いい点数がもらえるように頑張って勉強する学生もたくさんいるけど、私の経験では競争してばかりいる人より、成績の弱い学生の勉強を手伝ってあげる人のほうが多い。それは学生の成績を決める「ベルカーブ」がないからだと思う。

他の公立大学と同じく、シンガポール国立大学にも、「ベルカーブ」というものがあるので、他の学生の勉強を手伝ってあげるよりも、むしろ他人の失敗を祈っている学生のほうが多いのだろう。そうしないと、自分はいい成績が取れるだろうかと思う人は少なくないだろう

私はそういうのが嫌いだ。そういう制度があるせいで、学生は自分しか見えない、何でも自分のために行動する人が多くなると思う。

社会は、いろいろな人がいるこそ、「社会」というものができたのではないか。自分のためよりも、周りの人と協力したり、お互い助け合ったりしる精神が一番大事ではないだろうか。それで、今の大学の不健康な「競争」になにかしないと、大学はこれからも
利己的(りこてき)な人ばかり生み出していくのだろう。

だから私は、ポリテクニックで過ごした時間が、一番好きなのだ。

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